特徴と必要性

増える災害

2011年3月11日は日本人にとって忘れられない日となりました。しかし、東日本大震災は戦後に入ってからは最大の災害となりましたが、今までに経験がなかったわけではありません。東北地方では、1611年、1896年、1933年、1960年と何度も地震と大津波に襲われているほか、日本中至る所に数十年〜数百年ごとの大地震、大津波の痕跡が残っています。毎年数センチづつ動き続けるユーラシア、フィリピン海、太平洋、そして北アメリカプレートのちょうど合流点の上に立つ日本列島において、一定周期での大地震は非常事態ではなく、予想された定期災害であるといえます。そして、東海地震、東南海・南海地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震、首都直下地震は、全てが今後数十年のうちに発生するという確率が5割を超え、東海地震に関しては今後30年で発生確率が87%とも言われています(今後の大地震に関する情報)。【文部科学省、地震調査研究推進本部】

また、災害は地震だけではありません。ここ数年、多くの日本人が気づいているように異常気象と言われる現象が起きています。が、これも地震同様に長い自然のサイクルからみれば、異常ではない気候の変化です。偏西風の向きと海流のちょっとした変化が、亜熱帯にも近い集中豪雨、豪雪を引き起こし、台風のコースをずらし、結果として都市の洪水、河川の決壊、土石流、がけ崩れなどをもたらしています。

たまたま数十年間気候が安定していた時代に暮らしてきた私たちは、昨今の災害や気象変動を「異常現象」と捉えがちです。しかし、そもそも大陸と大洋の狭間で多くの大プレートの密集地帯の上に立つ日本列島は、周期的に気象変動や地震、津波といった自然災害が起こることを避けることができない場所なのです。

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